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2011年9月27日更新

第3回 被災地コンサート 旅リポート

 

 

 9月19日、私たちはオタワ愛徳修道会の来日50周年記念ミサが行われる東仙台教会をめざし、私たちスモールクワイアのメンバーは2台の車に分乗して出発しました。それは、記念ミサの後に行われる茶話会でミニコンサートを行うためでした。オタワ愛徳修道会と私たちのかかわりは、3.11の震災を通して築かれました。というのは、私たちが石巻の避難所で慰問コンサートをすることになり、9名のシスターズの宿泊する場所を探して途方に暮れていたときに、寛大に自分たちの居住スペースを開放してくださったことに端を発します。あの時にいただいた、素朴だけれども温かいもてなしによって私たちはオタワのシスターたちの大ファンになったわけですが、この思いは決して一方通行ではなかったようです。その時にシスターたちに感謝をこめてミニコンサートをしたこともあって、私たちの歌声を気に入ってくださったのか、この度の式典にお招きくださり、歌のプレゼントをする機会を与えてくださいました。

 

13:30に平賀司教様司式によるミサが始まり、聖堂はオタワ愛徳修道会とゆかりのある方々であふれ、ともにこの50年の歩みを感謝しつつ祈りました。司教館がシスターたちの住む管区本部のすぐ隣にあることもあって、司教様のオタワのシスターたちに対する親しみのこもったまなざしが印象的でした。説教の中では、オタワのシスターたちがこの震災によって助けを求めるすべての人、地域の方々をはじめ、被災者であれ、支援するボランティアであれ、だれにでも修道院の門を開いて受けいれてきたことに言及されました。オタワ愛徳修道会のシンボルであるツタの葉が、優しく包み込むイエスの愛を象徴しているように、そこに生きるシスターたちの気さくで温かい母の心が、ちょうど50周年を記念していたこの一年の間に起きた震災とその後の混乱の中で、より輝いていたのだということを実感したのは、私だけではなかったことでしょう。

 

 

ミサ後は修道院のダイニングルームに場所を移し、茶話会が行われました。来賓のあいさつがなされ、乾杯をし、喜びの雰囲気の中でおいしい手作りのケーキやクッキーなどをいただきました。知る人ぞ知る、この会場こそ、私たちが困っていたときに布団を並べて宿泊させていただいた場所!あの時のことを思い出しながら、感謝の気持ちを新たにしながら私たちの出番を待ちました。催し物の初めのプログラムは援助会のシスター山本のヴァイオリン演奏。中島みゆきさんの「時代」を演奏してくださいました。ギターだけではなく、ヴァイオリンも弾かれるのか―と感動しました。わたしたちがCDで歌わせていただいているいくつかの歌の作曲者です。

 

いよいよ私たちスモールクワイアの出番です。オタワ愛徳修道会のこれまでの奉仕の業に感謝し、これからの歩みの上にも神様の祝福がたくさんありますように祈りながら、「いつも何度でも」「いのち」「恐れないで」などを熱唱しました。お客様が間近で、しかも吸い込まれるようにして聞いていらっしゃるので、とても気持ちよく歌うことができました。そしてめずらしくも鳴りやまない拍手と共にアンコールのリクエスト!さらに2曲プレゼントしました。オタワのシスターたちは遠方からの私たちを呼ぶことにかなり恐縮されていましたが、この機会を通して神様が結んでくださった絆をさらに強めることができたことをうれしく思いました。


 
     

翌日は、オタワのシスターたちが紹介してくださった塩釜にある身体障害者療護施設「杏友園(きょうゆうえん)」を訪問し、ミニコンサートをさせていただきました。そこにたどり着くまでがまさに珍道中でした。比較的余裕を持って仙台カテドラルを出発したものの、文明の利器 カーナビへの盲信が災いしました。施設名検索で「塩釜教会」と入力し、案内されるままに走行開始。それがなんとそこから600キロ離れたどこかの「塩釜教会」であることに気がついて慌ててUターンしたものの、そこでかなり時間をロスしてしまいました。なんということでしょうか。よく見てみれば、到着時間は夜中です…。そしてやっとたどり着いたカトリック塩釜教会。そこで、発声練習も兼ねてボランティアさんたちに気前よく歌のプレゼントをしているうちに出番15分前。杏友園は目と鼻の先になるので安心していたのが間違いでした。ナビに頼って施設に近づこうとするけれども、出くわすのは袋小路。結局遅刻をしてしまいました。台風による強い雨風の中、楽器を運びこみ、首を長くして待っておられた皆さんにお詫びと挨拶をしてコンサートを始めました。カトリックの施設ではないことから、みんながご存じだと思われる歌を選びました。ほとんどの皆さんが車いすに座っておられましたが、時には、体を動かしたり、手でリズムをとったりして喜びを表現しているのが伝わってきました。「川の流れのように」を歌ったときには、何人もの方が目をキラキラと輝かせながら、一緒に唱和してくださり、歌っている私たちのほうが感動したものです。最後の曲「ふるさと」は、それこそ大合唱でした。施設長さんが終わりにあいさつの中で、「世の中で一番美しい言葉は“ありがとう”です。でも、それと同じぐらい美しい言葉があります。それは“まごころ”だと思います。皆さんの歌声の中からはその“まごころ”が伝わってきました。」とおっしゃってくださいました。またの再会をお約束して、神様が摂理によって出合わせてくださった杏友園を去りました。

歌を通して神様の愛のメッセージを伝える使命を一人でも多くの人々、特に今、震災によって一番傷ついている方々、孤独と不安のうちにある方々に届ける機会を祈り求めながら、これからも日々自分に与えられたそれぞれの場で被災者の歩みに寄り添っていきたいと思います。