灰の水曜日
- 2014/03/05 21:26
- カテゴリー:まなざし
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先日サレジオ会のブラザー・ラモン(74歳)が、夕方自転車で修道院へ帰る途中、突然倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。
ブラザーラモンは20数年間パプアニューギニアの宣教に従事したあと、晩年はさまざまな理由で住む家を失った人たちが集うカラアンという場所で、貧しい人たちに奉仕していました。
それまでブラザーはまったく健康で病気もしていなかったので、寝耳に水の出来事だったようです。
4日の夜、サレジアンファミリー主催のミサがドンボスコ・マカティ教会で行われるので、マンダルーヨンの帰りに先生たちも引き連れて参加しました。
先生たちは初めて修道者の死者ミサに参加したので、多くのサレジオ会司祭とサレジアンファミリーメンバーが集い、共に祈る姿に感銘を受けたようです。
去年、創立60周年を祝ったサレジオ会の学校、ドンボスコ・マンダルーヨンは、e-learning(IT技術を用いた授業)のため、iPadを使った授業を試験的に取り入れています。
フィリピンの教科書は分厚くて重いうえに高額なので、iPad一台あれば数年使用でき、キャリーバックで登校する必要もなくなるということで、保護者からもこのことについては賛同を得られているようです。
今日は半年間、その授業の成果を披露するということで、そのe-Learningを準備している私たちも、数名の先生を連れて見学に行きました。
その中でフィリピンで先駆けてそれを取り入れているラサールの元理事長であるブラザーが自校での評価を分かち合ってくださり、大変勉強になりました。
いろいろ課題はありますが、Zジェネレーション(生まれたときから携帯電話やコンピューターガジェットに囲まれて育った世代)の子供たちなので、それを理解しつつも大切なものを失わないようにしていきたいものです。
iPadのアプリでバンド演奏です。ドラム・ギター・ベース・キーボード
今日は、高校4年生18人と3人の先生と共に、
聖ヨゼフの家という身体障害者施設に奉仕活動に行ってきました。
生徒たちは初めてそういう障害を持った方々と接するので、
ショックを受けるのではないかと心配していましたが、
高校4年生らしく落ち着いていて、歌のプレゼント、
食事の介助などをして和やかな雰囲気で過ごしました。
帰りの車の中で生徒たちは、この奉仕活動を通して、
自分たちの置かれた環境がとても恵まれていて、
当たり前のことではないということに気付いたようでした。
こういう機会が今後の彼らの人生の心の糧になってほしいと
祈りながら帰路に着きました。
AREA MEETという近隣の学校による親善試合が2日間行われました。
今回で5回目で本当は聖スコラスティカ学校(女子校)の担当なのですが、設備が足りないという理由で、本校も試合の場所として使用されました。
集まった学校は、近隣有名校ばかり。ラ・サール、ラーニングリンクス、ビーコンスクール(新たに開校されたインターナショナルスクール)、聖スコラスティカ(セントスコ)、AUP(アドベンティストで土曜日は宗教上お休みなので、日曜日のみの参加)と本校カリタスドンボスコの6校。たくさんの保護者も来校し、インターナショナルスクールからもあって、外国人の姿もたくさん見られました。
普段は女子の競技が少ないので、この日のために急遽集められた女子チームでしたが、健闘していました。サッカーは女子も男子(小・高)もチャンピオン、卓球とチェスもチャンピオン、バスケットボールは2位・・・。
昨日フィリピンについたばかりのサレジオ高専から、学生10名と
引率の先生方が、小島神父様の引率の下、本校を訪問してくださいました。
あいにく本校はテスト前の準備のテストで、
生徒たちがおもてなしをすることができませんでしたが、
学校案内が終わると体育館でスポーツをして汗を流していました。
5日間の滞在の予定だそうです。
フィリピンにはJSターンオーバーという卒業して行く高校4年生が高校3年生に最高学年としての責任を譲る式があります。
本校でも毎年恒例になっており、今日は近くのホールを貸し切って行いました。主任司祭も途中から来席してくださり、一連のプログラムを終了することができました。祈りで始まり、卒業して行く4年生が3年生に残す本校のレガシーをプレゼンテーションし、ドンボスコとカリタスの精神に行き、普通のすべきことをより良く行うこと、また、他でない神様のためにスポーツも勉強もすること、奉仕するリーダーとなることを誓いました。また、皆が一致して事を行うと、奇跡を起こすことができると後輩達への言葉を残しました。歌、バンド、クラッシック演奏、ダンスと一人ひとり積極的に自分のタレントを発揮していました。
ある小学校のサッカーチームに23番のゼッケンをつけた体のひときわ小さい生徒がいました。小さい体で物怖じもせずうちの小学6年生のゴールキーパーの邪魔をするのが非常に目立っていました。その学校で働いているブラザーに聞くとまだ小学校2年生で、試合が終わってその子に「上手だったね」と声を掛けると嬉しそうにしていました。
夜、生徒たちを送り出して私たちももうそろそろサンタローザに戻ろうかと考えていると、その子がいたのでまた声を掛けると、そのサッカーをしていた23番の子ではなく、その子の双子の弟でした。
扶助者聖母マリア様が大好きで蛍光のロザリオを首から掛けていました。名前はエゼキエル。友達はカンルーバンの神父様たちとシスターたち(もう私たちは友達になっていました)!好きな聖人の話や信仰の話など、たくさんのことを話してくれました。外で遊ぶ(Play)より、祈ること(Pray)の方が好きなんだとか。
(そして天使かと思えるほどの純粋さ!将来の夢はもちろん神父になること!(司教様か?と聞くと、謙虚に否定していました。)
そして別れ際に、いつかカリタスに遊びに来ることを約束してくれました。
今時あんなに天使のように純粋な子を見たことがないと感動した出会いでした。
黄色いシャツがサッカーをしていたお兄ちゃんのデビット、ロザリオを首にかけているのが弟のエゼキエル
朝、また5時半にマカティに向かい、6時半の教会のミサに参加。
7時のサッカーの試合を観戦しました。
祈りが足りなかったのか、4対1でという大差で負け、高校生たちは心身ともに疲れ切っていました。麦茶を飲ませてリチャージ。次はがんばってくれるでしょう。
友人である日本レストランのオーナーの図らいで、かつ丼を66食分半額で用意してくれました。生徒たちは大喜びで「学食にもこのメニューを置いてくれ」と平らげていました。
昼からは新たな応援団も駆けつけ、
「ガンバってガンバってカリタス!、行け行けカリタス!、CDBS Viva don Bosco!」とカリタス独特の日本語の応援が。
しかし、怪我人も続出。昨日も1人のバスケットの生徒が鼻の骨を折って救急病院に連れて行きましたが、今日も2人が保健室のお世話になりました。
一人の高校生のサッカープレイヤーが足首をねじった時、近くの小教区の神父様に連れて来られた10人ほどのストリートチルドレン達があっという間にその生徒の周りに駆け寄り、「かわいそうに」と慰めてくれました。
全部のゲームが終わったのが小学生のサッカーの夜8時近くで、あまりいい成績は残せませんでしたが、個人のチェスで高校4年生がチャンピオンになりました。
来年はドンボスコの生誕200周年の年に向けて、今年の課題を克服して来年はもっといい成績が残せますように。
今日からDBAA( Don Bosco Athlete Association) フィリピンのドンボスコスクールのスポーツ大会。フィリピン北管区の6スクールがドンボスコマカティに集結し、寝泊まりして朝から晩までゲームをします。バスケットボール、サッカー、バトミントン、チェス、卓球、2年に一度、全国レベルの大会があります。私たちの生徒たちも70名ほどが参加しています。
ただ、みんなドンボスコスクールで、イメージカラーやマスコット(グリージョ)が同じなので、自分のチームを探すのに一苦労です。
大きな違いはユニフォームの前に日本語でグレイウルブスと書いてあることです。
明日まで試合があります。応援団長はシスターズです。
ミサで開始です