台風30号(ヨランダ)
- 2013/11/13 14:26
11月8日、フィリピン中部を襲った台風30号(ヨランダ「フィリピン名」)は、まるで「津波と竜巻に一緒に襲われた」というくらい、予測不可能な被害をレイテ島周辺地域にもたらしました。被害状況は日本のニュースで伝えられているとおりです。
私たちの地域は倒木があったくらいで、実被害はなかったのですが、多くの教職員、生徒たちの親戚が未だに連絡が取れずにいるようです。
小教区の神父様の親戚の家族4人は、抱き合ったまま亡くなっているのを発見されたと、今朝のミサ後にお話しくださいました。
フィリピン全土が悲しみに包まれ、SNS(Facebookやツイッターなど)を通して、多くの人がこの悲しみを分かち合おう、具体的な支援をしようと呼びかけています。
モンテンルパの刑務所では受刑者たちが1食を寄付にまわし、多くの団体、学校で支援物資を集めています。本校も、高校生は毎朝、今月末まで募金箱を教室ごとに回し、自分たちのお小遣いのなかから寄付を出し合います。物資も集め、一日でも早く食料を届けようと動き出しています。
11月は奇しくも死者の月です。この台風で亡くなった方々のために祈りを捧げつつ、生き残った被害者の方々に一日も早く救助の手が差し伸べられますように、お祈りをお願いいたします。