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卒業式

ファイル 123-1.jpg

朝9時より 小学部 第15回卒業式、
夕方4時より 高校の部 第11回卒業式が行われました。


フィリピンの学校では卒業式にスピーカーを招待して
卒業生のためにスピーチをしてもらうのが通例ですが、
今年はどちらとも、卒業生を招待して話をしてもらいました。

小学校ーケビン・ヘルナンデス(2010卒業)
   小学校時から成績優秀、課外活動にも積極的に取り組んでいた。
   日本語ツアーで管区本部にも訪問。次席で卒業。
   2011年の大学時に世界最大のITコンテスト、マイクロソフト主催の
   イマジンカップにフィリピン代表で出場(ニューヨーク)、
   見事優勝、
   その2年後はトレーニングチームのメンバーとして参加。(2013)
   現在,国際石油企業の6社の一つである会社勤務
   様々な企業や大学で講演する。

高校ーマーク・バラキオ(2005卒業)
   小学生の頃は蜘蛛を探して遊ぶ普通の子。大きくなるにつれて
   だんだん素行が悪くなり、保健室(サボるため)
  ーガイダンス・校長室(呼び出し)によく通う。
    高校途中で心を入れ替えた(本人曰く)。
   バンドのギタリストとしてコンテストで優勝
   大学卒業後、機械エンジニアとして国際的な石油・
   ガスパイプラインの工事を請け負うアメリカ企業で勤務
   週末はカリタスに来て奉仕

生徒としてはまったく違うタイプのカリタスボスコニアンだった二人。
しかし驚いたことに、2人のメッセージは同じでした。
“Do your ordinary duties extraordinarily well."
(自分がやるべきこと、自分に任せられたことを誠実に心を込めて果たす)
彼らは年代も違いますが、大学での厳しい勉強に耐え、
大学卒業後は外資系企業で活躍する立派な青年となりました。
そして「カリタスが自分を育ててくれた」という恩を
それぞれの形で分かち合っているのもこの2人に共通しています。

小学校6年生も高校4年生も、これらの卒業生の話に耳を傾けながら
これからの歩みに大切なことをことを胸に刻んでいってほしいと願っています。

ある幼稚園年少からいた生徒は幼稚園に入る前から
自分が二十歳になったらシスターたちを全員シンガポールか
台湾に連れて行ってあげると約束していました。
それを今でも覚えていて、二十歳はまだ仕事をしていないから
もう少し猶予をくれないかとお願いされました。

ある生徒は学校最初の日に父親が迎えに来た時にいなくなり、
みんなで必死に校内中を探し回ったことがありました。
それ以来、その子は学校で一言も言葉を発さなくなりました。
でも学校は好きで変えたくない。
いろんな病院に見せても原因不明。結局高校に入ると、
突然しゃべるようになりました。

ある生徒は小さい時から病気のために手足が不自由でしたが、
それでも友達と走り回り
クラス全員でダンスを踊り、絶対例外を願うことはありませんでした。
バランスを崩して階段から滑り落ちたこともありましたが、
弱音を吐かずに学校に通い続けました。

喜ばしいニュースがあります。今年、卒業生の1人が
サレジオの神学校に入学する予定です。お祈りのサポートを
お願いいたします。

一人ひとり、いろんな思い出があります。
既存の学制の最後の卒業生たちです。
このカリタスボスコニアンたちがその精神を忘れずに
善き市民、良いキリスト者と成長していきますように。


ファイル 123-2.jpg ファイル 123-3.jpg
小学校の部                    高校の部

ファイル 123-4.jpg
首席スピーチ(左ー小学部、右ー高校の部)
       

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