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教職員練成会

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カトリックスクールである本校は、宗教を通した全人教育に力を入れているので、全教職員はカトリックの信者だけを採用しています(生徒は宗教を問いませんが)。今週から生徒たちは学期末のテストが始まり、午後から生徒たちがいないのを利用して、教職員のため、半日のクリスマス前の練成会を行いました。

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ミサの奉納では、祭壇の前にある馬小屋セットの飼い葉おけに、クリスマスの主役であるイエス様を暖めるために、自分が大切にしているもののシンボルを捧げました。

蛇足ですが・・・この練成会の指導をしてくださったサレジオ会のマイク神父様は、ここから車で30分くらいのところにある大学の学部長で、多忙にも係わらず、いつも私たちのお願いを出来る限り引き受けてくださる神父様です。

ある時、こんな話をしてくださいました。
神父様が大学と同じ敷地内にある有期誓願者の神学院にいたころ、神学生たちがマリア様の祝日に劇をすることになり、それに必要なピンマイクを貸してくれないかと近くの他の学校にお願いしました。
ところがそこの校長先生から、散々嫌味を言われたあげく貸してもらえませんでした。次に少し自分たちのところから遠いけれど、他の学校のシスターに頼んだところ、ピンマイクを喜んで貸してくれただけでなく、劇をするのならばカーテンもいるんじゃないかと布まで貸してくれ、その寛大さに心を打たれ、自分はこのシスターたちからの依頼を断るようなことはしないと心に誓ったということです。

その話をきいていたシスターは「そのシスタ-は寛大だったんですね」と神父様に言うと、「おたくの修道会だよ」と言われたそうです。本人はそんなことがあったことなどすっかり忘れてしまっていたのに、義理堅い神父様はいつまでもその誓いを守ってくださっています。
私たちが異国の地でこうして使徒職を続けていくことができるのも、こういった地元の神父様方の助けがあってのことです。

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