宮崎カリタス修道女会
 

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2011/5/2 更新
 

塩釜ボランティアに参加させていただいて

  1.  
 
     

  4月19日〜25日、仙台教区サポートセンターへ、ボランティアに行かせていただきました。今回の参加は、シスターたちがリレー式で行う“シスターズリレー”とは別のもので、一般ボランティアとして応募し、一般ボランティアとして参加したものです。私がサポートセンターから振り分けられたのは、塩釜ベースでした。そこでは、塩釜地区の社会福祉協議会が、毎朝、ボランティア活動の場所を振り分けます。私に振り分けられたのは、津波で家の1階部分が浸水してしまった家で、作業内容は、家具、壁、障子、お皿などをきれいにするというものでした。きれいにするといっても、ただ、片っ端から拭いたり洗ったり、汚れた物を捨てたり、というのではありません。被災者に必ず聞いてから捨てなければならず、捨てていいものであっても、捨てる際にもポイッ!と捨ててはならず、丁寧にゴミ袋の中に入れます。私たちにとってゴミと思えるものでも、被災者たちにとっては、とても大事にしていたものかもしれないからです。この作業をしながら、ボランティア活動では、ただ善意をもって活動すればいいというのではなく、被災者たちの心理状態をよく考慮して相手の立場に立ち、思いやりの心をもってすすめていかなければならない、ということを改めて学びました。また、そのような心構えをしっかりと持った上で活動に当たらねばならない、ということをつくづく感じました。
 
被災者の方々は、大震災から1ケ月たった今、少しずつではありますが、ようやく3月11日の出来事を話せるようになってきています。私も、一緒に作業をしながら、その家の方から話を聞く機会がありました。その方は工場を持っていらっしゃった方で、倉庫が海の近くにあったため、倉庫に置いていた物がすべてダメになってしまい、再建の見通しが立たないということでした。心を痛めながらも、従業員を一時、解雇せざるをえない状態で、さらに自宅も浸水。どうしてこのような苦しみがいっぺんに襲ってくるのかと失望していたそうです。しかし、ボランティアの方々の懸命な姿、黙々と片づけていく姿、笑顔で作業をする姿に勇気と励ましを与えられ、何日も通ってくるボランティアの方々と少しずつ打ち解け、その方の顔にも笑顔が戻られたとのこと。人と人とのつながりの大切さを強く感じました。

これらのボランティアの方々はホームページを見て参加したということで、いろいろなボランティアグループの中からカリタスジャパンを選んで参加してきたそうです。ほとんどの方がカトリック信者ではなく、宗教も、年齢も、職業も、出身地も、バラエティーに富んだグループでした。カナダ在住の日本人男性は、このボランティアのためにわざわざ帰国。アメリカで仕事をしている20代の女性、フィリピンへ留学している高校生は、休みのために帰国した際、大地震のことを知り、休みの期間をこのボランティアにあてたとのこと。他にも、不景気のために希望退職させられ、人生にやる気をなくしたものの、人のために役に立ちたいとの思いで参加申し込みした50代の男性。フリーターで余った時間を人のために役立たせたいと、長期間がれきの撤去に励んでいた20代男性数名。高校を中退して遊んでいるところを友人に誘われて参加した17歳少年。仕事にやる気を感じることができず、その日その日を何となく生きていることに嫌気を感じ、何か変わりたいと、仕事を辞めて参加した20代、30代の女性数名など。彼らと一緒に作業をしたり、接したりするうちに、私自身も、本当に多くのことを学ばせていただきました。

何よりも、被災者でありながら自分のことを後回しにしてボランティアを受け入れ、教会のベースを立ち上げてボランティアの方々を迎えて下さっている塩釜教会の信者の皆さんからは助けられました。本当にみんな心は一つ、東北の皆さんのために何かしたい!復興させたい!という思いがこちらにも伝わってきて、そのような力強い雰囲気の中で作業をさせていただいたことは、本当に大きなお恵みでした。

塩釜ベースには、シスターズリレーによって派遣されているシスター方もいて(その他、4つのベースにシスターがそれぞれ派遣されています)、ボランティアの方々のお世話をしていました。シスター方がボランティアの方々と個人的に話す機会もあり、彼らの支えにもなっていました。被災地の様子を目の当たりにして帰ってくるボランティアの方々は、作業後、自分たちにもその苦しみが伝わって悩んだり、自分のしている活動がほんの小さなことにしか見えず、落ち込んだりしがちなのですが、そういう時、シスターと話すことによって心が変えられ、ベースを去っていく時にはみんな笑顔になっているようでした。カトリックの信者でない人々は、初めてシスターという方と話したと感激している人もいて、ほとんどの方が「また、休みを取って必ず来ます」と言いながら帰って行かれました。彼らの姿を見ながら、シスターという存在の大きさ、シスターとしての使命の尊さ、教会の力強さを改めて感じると共に、多くの人と出会い、共に作業をし、共にいて話をすることによって、彼らと共にいるイエスの姿に、日々出会うことができました。ほんの短い期間ではありましたが、今後も何らかの形で彼らと連帯していこうと改めて感じた5日間でした。

 

釜石ベースキャンプ活動報告

一日の流れ
      朝食 フリー
7:45  朝の祈り、ミーティング
8:00〜8:30 それぞれの活動へ
12:00 昼食 フリー
4:00  活動終了
      自由時間
6:00〜 夕食(順番に)
7:45  ミーティング、分かち合い、振り返り
      テゼの祈り(希望者のみ)
10:00 消灯
11:00 最終消灯

仕事内容
○ミーティング、祈り、振り返りの導き。 
○ボランティア初日のオリエンテーションと、ボランティア最終日の一人一人の活動、活動内容、課題傾聴記録。
○サポートセンターとの連絡。
○カリタスジャパンの経費の会計(必要な道具の購入など) 
○ボランティアさんの活動へのサポート(物資の仕分け、食事のお世話、仕事内容の確認)
○シスターズリレーノート記録。 
○教会の信者さんが計画して下さった、ボランティアの人に対しての活動に参加。