宮崎カリタス修道女会
 

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2011/6/8 更新
 

シスターズリレーへの参加報告 2011年5月24日〜6月1日

  1.  
 

 「食につながる善意の絆・連鎖の輪 」−被災地でのボランティア活動を通して−


あの2011・3・11後のわたしは、第一に年齢的に考えて自分にもこのような機会が訪れるとは夢にも思っていませんでした。ですから、被災地の報道を聞いても見ても手の出せない歯がゆさ以外のなにものでもありませんでした。しかし、「シスターズリレー」が始まって体験してきた若い会員の報告を聞くうちに、もしかして私にもできるのではないだろうか? と思い始めるようになりました。手帳のスケジュール表とにらめっこしながら、どうしても参加しなければいけない会議と会議との間、どの位の日数が取れるかと思いつつ予定が入らないように祈りました。修道会の快諾をえて事務局に連絡すると不思議なことに力がわいてくるのを感じ、なんとその間には予定が全く入らなかったのです。今回のボランティアへの参加には不思議なことがいくつかありました。これも不思議なことのひとつでした。

どうせ行くなら「なぜ行くのか、なぜ行きたいのか」自分自身の目的意識を高めようといつの間にか囚われていました。しかし、『来て、見なさい。そうすれば分かる。』わたしにとって今とっても身近なことばが聞こえた時に、ストーンと心に落ちるものがありました。「行こう!!そこで分かる」とても落ち着いた気持ちで出発しました。行き先も分からずに・・・。仙台のサポートセンターに着いたときに、もう一人のシスターと二人で釜石のベースキャンプと決まりました。不思議なことの2つ目ですが、そこに丁度釜石ベースキャンプに車を届けるという神父様に乗せてもらい目的地へご一緒させて頂いたことです。(本来はさらに高速バスで4時間乗らなければなりません)

私たちが釜石ベースキャンプの「シスターズリレー」のちょうど10代目ということでした。引継ぎを済ませて次の日からわたしは、もっぱら料理作りにはげみました。夕方になると現場から疲れてぐったりして、それでいてとても爽やかにボランティアたちは帰ってきました。夕食時になると「おいしい! おいしい!」ととても喜んで食べてくれます。1・2・3日過ぎたころとても楽しくさせていただいていることに「これでボランティアになっているのだろうか?」と疑問を感じ始めました。私自身「おいしいです! ありがとうございます!」のフィードバックによってたくさんのストロークを受けていたからです。ご聖体の前で静かに祈っている時のことでした。大きな気付きをいただいたのです。実は、わたしにはあまり多くの持ちメニューがありません。しかし、またここで不思議なことですが、なんとわたしが作れるメニューの食材が送られてくるのです。お野菜がたくさん届きました。
料理を作って喜んでもらっている私がいる、しかし、そのために食材を送ってくださる善意の人がいる、それで料理を作る人がいて、その料理をおいしくよろこんで食べてくれる人がいる、そのよろこんで食べた人・ボランティアたちが被災地の現場へ喜んで出かけて活動する。この『食』を通しての繋がり善意の連鎖・輪の中に私も入れていただいている、さらにそれに輪をかけてわたしのこの奉仕のために祈ってくれている会員がいる、二重にも三重にもの祈りの輪に包まれている
という気付きをいただいた時、ボランティアとして参加している確信と喜びを持つことができました。理屈で分かっていることでしたが、これは本当にお恵みでした。それからの残された数日は感謝の日々として送り、不思議なことと思っていたそれらは、すべてみ摂理であってその中でお勤めを果たさせていただいたように思います。

そして、わたしは、今までの長い修道生活の使徒職を通して、時には料理当番として台所に立ったこともありました。そしてかねがね思っていたことは、加齢になって現場に立つことができなくなった時、どこか小さな共同体のお食事つくりの奉仕ができればということでした。しかし、こんなに早くお役に立つとは自分でもびっくりしました。わたしが少しでも料理ができるようになったのは、本当はこのボランティアのためではなかったのかとさえ感じ、神のみ摂理を強く感じた出来事でした。(シスター松山つるえ)