まなざしblog

宮崎修学志願院

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2014年02月04日の記事は以下のとおりです。

相澤さん、ありがとう。

ファイル 68-1.jpg

 志願生をとてもかわいがってくださっていた、宮崎教会の信徒会長の相澤隆さんが、2月1日に帰天されました。まだ52歳の若さで…。
 その相澤さんの病状があまりよくないとの連絡を受け、宮崎教会の吉田神父様と共に、お見舞いに行かせて頂きました。平日は志願生が学校なので、土曜日の午後2時に相澤さんの大好きだった「足跡」他3曲を感謝の心で歌う約束でした。前日にお見舞いに行った時には、「楽しみにしてます」と、ソファーに横になったまま、仰った相澤さん。
 しかし、金曜日の夜に容態は急変。「できるだけ早く行こう」という事になり、吉田神父様、ペトロ神父様と共に相澤さんの家に向かいました。「間に合って。間に合って。」と車中で祈りを捧げて間もなく、吉田神父様の携帯に連絡が入りました。息をひきとったとのこと。絶句でした…。一瞬、ショックで頭が真っ白になったのですが、「ロザリオをしよう!」との声掛けがあり、我に返って、ロザリオの先唱を始めました。「神様、あと5分で相澤さんの所に行けたのに。どうして?志願生を連れて行くって約束したのに、どうして?!」と胸の内で繰り返し、泣かないように大きな声でロザリオをみんなで唱えました。
 ご自宅に着いたら、相澤さんの枕元にご家族が集まっておられました。無力感に襲われそうでしたが、それでも私たちに今、相沢さんとご家族のためにできるのは祈ること、そして、たった今、息をひきとられた相澤パパのために心を込めて歌う事でした。
 志願生も私たち修道者も声を所々詰まらせましたが、その度に誰かが大きなしっかりとした声で歌って、互いに助け合いながら、「足跡」「いのちの歌」「マリア様の心」を精一杯歌いきりました。悲しみを抑えて、本当に志願生が気丈に気持ちを立て直し、立て直し、笑顔で相澤パパをおくるためにがんばって歌ってくれました。その後は、相沢さんの永遠の安息とご家族のためにロザリオをして、祈りを捧げました。
 イエスのカリタス修道女会は、命に仕える会であること、そして、救霊のために病苦を捧げている人たち、また、笑顔と愛が必要な所なら、どこへでも出かけていくことを志願生は体験しました。一日の終わりの振り返りで、「カリタス会でよかった。」「命の尊さを相澤さんから教えてもらった」「カリタス会の精神を新しい後輩たちにも伝えていきたい」と、語ってくれました。命は神様のものです。与えられた命に感謝。命に仕える尊い使命を、志願生と共に生きて行きたいものです。
 相澤隆さんの永遠の安息を祈ると共に、頂いた全ての愛に心からの感謝を捧げたいと思います。「ほんとうに、ありがとうございました。」

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