公教要理暗記大会2014
- 2014/09/27 08:09
- カテゴリー:まなざし
9月26日に20014年度の「公教要理暗記大会」が夕食後に行われました。これは、志願院に受け継がれてきた行事で、志願生が悲鳴をあげるものです。夏休みに暗記する条文と範囲をプリントアウトし、家族と一緒に覚えて来るように手渡しました(この時、志願生の口から悲鳴があがる。発声練習が生かされているのか、かなりの音量である)。志願生を通して、家庭の中の福音化を目的とすることもありますが、何よりも、日頃離れて生活しているご両親と「公教要理の暗記」を通して一つの目的を一緒に達成するための労苦と喜びを味わっていただくためでした。
夏休み明け、いろんな表情で帰院した志願生。ご両親としっかり準備をして来た子は、なんだか嬉しそうでした。きっとしっかり関わってもらったんだろうなーと、こちらも嬉しく感じ、またご両親の誠実さとお子さんい対する関心の高さに感謝いたしました。
暗記大会の日取りが決まると、志願生間でも暗記を互いに聞き合う姿が目立ってきました。「私は大丈夫ーー」とか言っていた志願生も、段々不安になってきたのか、2週間前からは、登校前などに「シスター覚えたから、聞いて下さい」と日に何度もやってきては、一生懸命努力を重ねてきました。その度に、えらいなーー。がんばれ!!と心のなかで思っていました。
当日、朝から緊張の面持ち。(でも、しっかり食べてましたけどね)夕食後はいよいよ本番です。ここでまた、「あー、緊張する!」「あー、もうだめ!!」とか、悲鳴があがっていましたが、担当者はどこ吹く風。(本心は共に準備してきたのですから、同じように緊張していましたが、一緒に動揺してはいけませんから・・・)ひたすら「できるよ。大丈夫よ」と励まし続けました。
時間になり、いよいよ暗記大会が始まりました。出題者は院長であるシスターM.名前を呼ばれたら、大きな声で返事をして、前に出て、出題された条文を声高らかに、はっきりと言う志願生の姿にちょっと感動いたしました。プレッシャーを押しのけて、できるだけ集中して、長い条文もしっかり言うことが出来ました。その姿はとても美しかったです。なんでも一生懸命取り組む姿は人に感動を与えます。夏休みに一緒に取り組んで下さったご両親にも、この姿を是非見て頂きたかったです。みんな本当にえらかったです。
最優秀賞を獲得したのは、高校1年生のI.Aさんでした。志願生のがんばりをしっかり認めて、褒めてる院長。大阪でわざわざご褒美の品を買ってきて下さいました。賞品を手にした志願生は、頑張りが見える形で評価されたのも嬉しかったでしょうが、何より、あきらめないで頑張りきったこと、そして互いに助け合って、皆で合格できたことが、きっと何よりも嬉しかったのではないでしょうか。
2014年度も半分が過ぎました。年間の行事や人との出会いや体験などを通して、志願生がこれからも大きく成長していってくれることを希望して。これからも神様の御旨に応えていきたいと思います。神様の愛に忠実で寛大に応える未来のイエスのカリタス会員が誕生してくれることを夢見て・・・。これからも、お祈りと励ましをどうぞ宜しくお願い致します。感謝のうちに。