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第12回 日本のドン・ボスコ チマッチ神父について

イエスのカリタス修道女会 シスター井口みはる
2015/1/8更新


 みなさん、こんにちは。
 2015年がスタートしました。いよいよドン・ボスコ生誕200周年を迎える年です。

今回は、『日本のドン・ボスコ』と言われたヴィンチェンツォ・チマッチ神父様について触れたいと思います。(詳しいことは本ホームページの『創立者たち』や『写真で見る歴史』あるいはチマッチ資料館のホームページhttp://www.v-cimatti.comをご覧ください。)

チマッチ神父様は1879年7月15日イタリアのファエンツァで生まれます。1882年4月4日に父親を亡くしますが、5月14日3歳のヴィンチェンツォはドン・ボスコを見ます。それはドン・ボスコがファエンツァを訪れたからです。母ローザがわが子を腕にかかえ、頭上高く抱き上げてドン・ボスコを指し、「ヴィンチェンツォ、ドン・ボスコをごらん」と言いました。その場面がヴィンチェンツォの脳裏に深く刻まれ、後に、ドン・ボスコを見習うことが彼の生涯の目標となりました。
彼自身こう書いています。

ドン・ボスコ列聖の時、チマッチ神父の公演より1934年4月29日
時は1882年(5月14日) 、所はイタリアのファエンツァの大天主講堂内においてであった。ドン・ボスコは説教壇に立って、熱心に神の愛を聴衆の心に燃やしていた。説教壇の真正面に一人の婦人が立っている。その腕に3歳の可愛らしい男の子が抱かれている。母は子どもを高く抱き上げて言った。「坊や、ドン・ボスコをごらん」。その子はドン・ボスコを見つめた。この坊やと生ける聖者として名を謳われていたドン・ボスコとの視線がぴったり合った時、何か尊い魂の秘密が無言のうちにとり交わされたに違いない。
さてみなさん、この坊やはいったいだれでしたでしょうか。そして、その後はどうなったのでしょうか。みなさん、その坊やとは、ただいまここにみなさんの前に立っている白髪の老人、私自身でございました。私がどうしてその時の様子を忘れることができましょうか。その時以来、あの偉大なるドン・ボスコの面影は絶えず私の脳裏を往来し、私の希望、私の幸福となり、年と共にますます深く私の魂に刻まれていきました。(チマッチ神父 本人が書かなかった自叙伝より)

3歳の出来事をこのように鮮明に覚えているということは、彼にとってよほど衝撃的な出来事だったのでしょう。そしてそれから彼の心には常にドン・ボスコがいたのです。
自らの模範によってドン・ボスコの生き方を示してくださったチマッチ神父様。ドン・ボスコ生誕200周年を祝う今年、チマッチ神父様の帰天50周年にもあたります。
ドン・ボスコを祝う時、チマッチ神父様のことも思い出し感謝したいと思います。なぜなら私たちに、日本の国にドン・ボスコを届けてくださったからです。


VIVA DON BOSCO!!