この仕事を希望した動機は何ですか?

天使育児園に入職して4年になります。私が中学生の時に一時、保護所に保護されていた経験がありまして、そのときにお世話になった先生方を見て、同じような道に進みたいと志したのが始まりです。ケアされる側を体験していたわけですが、大学で福祉を学ぶとケアする側のいろいろな仕事では、「ここまで細かくやる業務があるんだな」と驚きました。子どものころのイメージではこの仕事の保育士のような側面しかとらえられませんでいたが、実際の事務仕事や、子どもとかかわる以外の幅の広い領域をカバーする大変さを学びました。

子どもたちに接するときに大切にしていることは?

一緒に遊ぶのはもちろんですが、養育の観点から、この子たちが自立・就職した後の人生の方向性を、ある程度決めてしまうことにもなるので、普段から、本人たちの人生の選択肢が増えるような助言やかかわり方を気を付けています。

特に大変なことは

子どもたちのことを細かく見てケアすること、一般家庭では気にしないかもしれないことでも、共同生活の場ではある程度のルールを守れるように導くことと、また同時に一人一人が違う性格・資質やケースなのでそれぞれに最適なケアを心がけると、ルールと個別対応にギャップがあるかのように、子どもたちが感じてしまう可能性があることです。家庭環境、バックグラウンド、ニーズが異なる子どもたちにオーダーメイドのケアをしなければなりません。

地域との関係についてはどう思いますか?

地域の方々の理解はとても大切だと思います。普段から地域の活動や、学校の登下校見守りにも積極的に参加し、連携するためのチャンスを増やしていくように行動しています。


天使育児園を志望する方へのアドヴァイスをお願いします。

大学で学んでいないことや想定外のことが起こりますけれど、最初はそれにうまく対応できなくても大丈夫です。そんなことは「当たり前だよ」と、先輩職員たちがサポートしてくれます。自分一人で子どもたちのケアをするわけではないので、失敗を重ねて経験に結び付けていただきたい、何よりも子どもたちのために、この天使育児園で一緒に働けるように願っています。