心の教育

心を育む

・キリスト教カトリックの「愛」の精神に基づいて保育を行ないます。子どもたちや保護者との温かい関わりが「愛」を醸し、園全体は穏やかな優しい雰囲気で満ちています。
・子どもたちは毎日、祈りや聖歌に親しみながら神さまを身近に感じ、豊かな心、感謝の心、良心を育みます。
・大笠利教会の門をくぐり、教会庭の先に保育園があります。
・保育の中で、広い教会庭で遊んだり教会訪問・ルルド訪問をしたりと環境的に恵まれています。
・聖母祭や七五三祝福式では、主任司祭の司式で行事が進められます。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育とは、一言でいえば、子どもの自立を育むためのメソッド。子どもが神様から与えられている自分自身で育っていく力を信じ、見守るのが保育者の役割。つまり、子どもたちの「やりたい」「やってみたい」を尊重して子どもの自立を育むための教育です。主役は常に子ども、大人はサポーター。神様(自然)は、すべての子どもに宿題を課しています。それが発達。子どもはその時期その時期に発達を遂げる課題「敏感期」を持っています。

モンテッソーリ教育の基本的な考え方 モンテッソーリ教育の基本的な考え方は、子ども自身が持つ「自己教育力」とその力を存分に発揮できる「環境」、そしてその環境に関わるための方法を知ることが必要とされています。 モンテッソーリ教育は大人の教育に当てはめるのではありません。子どもの自発的な動きや興味、発達段階によって環境を整え、子どもと環境を「結びつける」ことで子どもの成長発達を促します。その中で子どもは能力を獲得していくのです。

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マリア・モンテッソーリの言葉

・「子ども一人ひとりは、すべての人間共通の発達計画と特別の法則に従って自己を築いていかねばならない。社会に早く適合させるために、また、小学校に役立つために、せっかちに大人の計画と大人の振る舞い方で一方的に押しつけると、自然からの自分の計画(自然のプログラム)と食い違いが生じて、一つの断絶が起こる。子どもの精神形態と行動の仕方は大人と全く違う。まるで宇宙人と地球人ほどに。」
・「教育(保育)とは、自分で生きようとする魂、生命を助けること。」



ドン・ボスコ教育法

子どもを愛するだけでは不十分です。
子ども自身が愛されていると感じられるように愛さねばなりません。

19世紀イタリアにおいて、貧しい青少年たちのために一生を捧げたヨハネ・ボスコ神父の「愛情」「道理」「カトリックの価値観」の3つの柱に基づいた教育法です。
・愛情 子どもたちが「愛されている」と感じるほどに愛すること。
    この深い愛情があるところに信頼関係も生まれます。
・道理 子どもたちが自主的に善を選べるよう「自ら考える力」を大切にし、そこに働きかけることです。
・カトリックの価値観 善の基準です。

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この教育法は、

「ドン・ボスコの予防教育法」と言われます。子どもたちが保育者に見守られているという安心感と信頼関係(愛情)によって、よい環境の中で、自分の足で(道理)善(カトリックの価値観)に向かうように導く教育法です。
 いつも子どもたちと共にいて寄り添うことで、子どもたちは保育者から「大切にされている」と感じます。そんな子どもたちの心には安心感が生まれ、意欲や挑戦へとつながっていきます。