小百合の寮とはミッション施設概要フレンドホーム子どもショートステイ事業創立の由来苦情解決職員採用

ようこそ 小百合の寮です。

小百合の寮とは
児童福祉法に基づき、様々な事情のために家庭で生活できない2歳~18歳(場合に
よっては20歳まで)の児童をお預かりし、カトリックの精神とドン・ボスコ教育法に
基づき、ボーイズタウンコモンセンス・ペアレンティング(R)の手法を用いて、家庭
的な雰囲気での養護と自立支援を行っている児童養護施設です。
 

Vision

小百合の寮は、アントニオ・カヴォリ神父の意思を受け継ぎ、キリストの“生命をささげるほどの愛”を模範として、一人ひとりが大切にされ、癒され、互いに支えあいながら成長していく家庭です。
安心できる環境の中で子どもたちは、自分の生命の尊さに目覚め、自分らしく生きる希望を見出し、どんな時も前向きな生き方を学んでいきます。
地域との密接なかかわりの中で、全ての人が協力し、お互いの存在を認め合いながら、積極的に未来に向かって共に歩んでいきます。

MIssion

児童のミッション
  • 幸せを与えるために、いっぱい愛を受けて優しい人になろう。
  • たった一人の私だから、自分を大切にして、今を精一杯生きよう。
  • 嫌なこともあれば苦しい事もある。だから助け合ったり教えあったりして、いつも笑っていよう。
  • みんなで励ましあって、人にも動物にも優しくして、楽しい思い出をつくろう。
  • 職員のミッション
    目指す姿 ~笑顔と思いやりのアシステンツァ~
  • 子どもに寄り添い共に歩みながら“今”の必要に応えていきます
  • 行動指針
  • 子どもたちが夢や希望を持ち続けていくように、忍耐強く支えていきます。
  • 子どもたちが大切にされ、愛されていることを実感できるように、ひとりひとりと真剣に向き合います。
  • 子どもたちとの信頼関係を深めるため、日々、努めます。
  • 子どもたちが様々な体験をする中で失敗をも受け止め、自信につながるよう援助します。
  • 職員同士の相互理解のうちに信頼関係を築き、一貫した支援を目指します。
  • 子どもの話にじっくり耳を傾け、自分を素直に表現できるような環境をつくり、自立を助けます。
  • 子どもたちが人生のよりどころとして、いつでも帰ってくることのできるふるさとづくりを目指します。
  • 地域の資源として活用してもらえる施設、また誰もが訪問しやすい施設を目指します。


  • 施設概要

    事業種別

    児童福祉法による児童養護施設

    施設名

    カリタスの園 小百合の寮

    住所

    〒167-0021
    東京都杉並区井草4丁目19番28号

    Tel.  03(3394)2451
    Fax. 03(3394)2453

    経営主体

    社会福祉法人カリタスの園

    児童定員

    55名 + 6名(地域小規模児童養護施設)

    設立年月日

    1954年7月15日

    職員構成

    総主任1 事務員3 
    管理栄養士1 調理師2(2)
    心理療法士1 治療指導員(2)
    児童精神科医(1)
    家庭支援専門相談員1
    自立支援担当職員1
    嘱託医(産業医兼務)1
    看護師2
    児童指導員8(4)
    保育士 20(3)  ※(非常勤)

    計算書類

    令和4年度計算書類を開示しています

    建物

    鉄筋コンクリート造陸屋根3階建
    1階:560.74平方m
    2階:534.70平方m
    3階:508.66平方m

    採用情報 採用情報はこちらをご覧下さい。



    map by Google
    最寄駅
    西武新宿線井荻駅




    フレンドホーム

     

    フレンドホームとしてご協力くださる方を募集しています。小百合の寮までお電話ください。
    児童養護施設にお預かりしている子どもを、夏休み・冬休みや日曜、祝日等、学校がお休みの期間に、ご都合の良い数日間お預かりいただくのが「フレンドホーム」です。
    お預かりいただく子どもは、都内や近県の児童養護施設で生活している、おおむね4歳~12歳の子どもです。


    フレンドホームの条件

    1

    都内にお住まいの、複数の家族構成(20歳以上が2人以上)のご家庭であって、申込者の年齢が25歳以上65歳未満までの健康な方。

    2

    家族の皆さんが児童の福祉に熱意と愛情があり、フレンドホームの期間中養育に専念できる方がいる事。

    3

    児童を預かることで家庭に支障が起きないこと。

    4

    お預かりいただく子どもの施設まで送迎ができること。
    その他詳しくは、お問い合せください。
    東京都福祉局子ども家庭部育成課     03-5320-4135



    子どもショートステイ事業

    杉並区在住の2歳から12歳までのお子さんを、保護者が病気や出産などで一時的に養育することが困難になった場合、7日間を限度としてお預かりしています。(杉並区よりの委託事業)

    保護の要件
      1. 保護者が次の場合等に該当します。
      2. 疾病・事故等により入院・加療を要する場合
      3. 出産する場合
      4. 家族の疾病により、その介護に従事する場合

    対象児童

    杉並区在住の2歳から12歳までの児童

    期間

    原則として7日間

    保護の内容

    1. 食事その他身のまわりの世話
    2. 学習指導

    当日の持ち物

    1. 健康保険証、母子手帳、医療証
    2. 大切にしているもの 1~2点(人形等安心できるもの)

    定員

    5名

    自己負担金

    食事代・雑費等に相当する額
    1日1人あたり2,150円(生活保護世帯・非課税世帯は免除)

    申し込み先

    杉並区子ども家庭支援センター(杉並区阿佐谷南1-14-8)
    TEL  5929-1901 ゆうライン(相談窓口]専用)
    月~土曜日の9:00~19:00

    創立の由来

    ● カリタスの園について ●
     この法人は昭和25年7月31日に財団法人カリタスの園として法人設立認可され昭和27年5月30日社会福祉法人として組織変更した。

     事業開始は、昭和7年12月18日創立者アントニオ・カヴォリ師によって宮崎市に養老院を設立、戦時中のきびしいなかにも乳児より老人の総合の経営を続け、現在全国各地に乳児院養護施設、 養護老人ホーム、保育所を設置経営している。

     法人名「カリタス」(原語はラテン語で「愛」の意味caritas)の語は、創立者故アントニオ・カヴォリ師が宣教師として派遣される際、サレジオ会総長のはなむけのことば として「人々の心に入り込むための唯一の手段は、愛徳である」に由来し、同師はこれを生涯にわたって生活と行動の支えとした。

     創立者の死後、イエスのカリタス修道女会会員がその遺志を継いでいる。




    1954/0/15 児童福祉法による養護施設として認可される
    定員20名(対象児童幼児のみ)
    1956/6/30 定員変更34名
    1958/8/29 定員変更50名
    1962/9/1 乳児院つぼみの寮より分離
    1971/10/1 国庫補助金による全面改築
    1972/4/1 新築落成により定員60名
    1972/5/30 皇太子殿下、美智子妃殿下ご来訪
    1993/4/1 男児小学生の受け入れを開始する
    杉並区子どもショートステイ事業開始
    2001/4/1 男児中学生の受け入れを開始する
    2006/4/1 グループホーム(カリタスの家)開設
    定員変更本体施設55名 地域小規模施設6名
    2011/12/1 大規模シフォーム・耐震補強・一部増築工事開始
    2013/4/30 工事完成(ユニット化)
    2013/11/1 現施設長 橋口 暁子 就任
    2014/4/1 東京都専門機能強化型施設実施
    2018/4/1 グループホーム(ひまわりの家」開設
    定員変更本体施設49名 地域小規模施設12名
       


     


    苦情解決

    苦情申し出窓口

    苦情申し出窓口を設置しております。
    ■■■◇ 小百合の寮では、利用者からの苦情に適切に対処する体制を整えております。

    これは社会福祉法第82条の規定によるものです。利用者の立場になって苦情解決にあたることは、より良い運営のためだけではなく、一人一人の心のためにもとても重要なことです。困ったり悩んでいることがあれば、[1]苦情受付担当者、[2]苦情解決責任者、[3]苦情解決第三者委員にご連絡ください。
    各担当者の電話番号は小百合の寮(03-3394-2451)でご確認ください。

    苦情受付担当者 苦情解決責任者 苦情解決第三者委員(委嘱期間間)
    成宮 三奈
    黒木 剛
    今野 妙子
    鍋内 美香 高橋 久雄 (R7.3.1)
    迎 美保 (R7.3.1)


    苦情の受付
    ■■■◇ 苦情受付ボックスに投函していただくのが一番容易かもしれません。

    苦情は、小百合の寮の玄関前に設置してある苦情受付ボックスに投函していただくのが一番容易かもしれません。
    もちろん面接・電話・書面などによっても、担当者が随時受け付けております。また、苦情解決第三者委員に直接苦情を申し出ていただくことも出来ます。本ページではそれぞれの担当者を簡単に、受付担当者(苦情受付担当者)、責任者(苦情解決責任者)、第三者委員(苦情解決第三者委員)と記すことにします。



    苦情の受付の報告と確認
    ■■■◇ 寄せられた苦情に対して・・・・

    寄せられた苦情に対して、受付担当者は苦情解決責任者と第三者委員(苦情申し出人が第三者委員への報告を否定した場合を除く)に報告します。第三者委員は内容を確認して、苦情申し出人に対して、報告を受けた旨を通知します。



    苦情解決のための話し合い
    ■■■◇ 苦情解決責任者は、苦情申し出人と誠意をもって話し合い、解決に努めます。

    責任者は、苦情申し出人と誠意をもって話し合い、解決に努めます。その際、苦情申し出人は、第三者委員の助言や立会いを求めることができます。尚、第三者委員立会いによる話し合いは、次のように行われます。

     第三者委員による苦情内容の確認
    第三者委員による解決案の調整・助言  
                話し合いの結果や改善事項の確認



    令和3年度の苦情受付
    ■■■◇ プライバシーの保護に抵触しない範囲で苦情件数と内容を開示しています。

    苦情内容

    対応内容

    1.小学生女児より「一人になりたい」という意見

    話しを聞き希望を確認する。場所の関係で許可することができない希望だったため、その理由、感じていることは大切にしたいと思っていること、一人になりたいと思うときに部屋で落ち着く方法を考えてほしいことをお手紙にして渡す。

     

     

    2.高校生男子より、体を鍛えているため肉や魚の量を増やしてほしいという意見

    話しを聞き希望を確認する。栄養士と内容を共有し、たんぱく質の量や内容、中高生男子に合わせた量を準備していることを確認し、申し出者に伝える。筋肉づくりに合わせた内容量を施設で準備することは常時できないことを伝え、申出人の想いに共感し、自身で取り組んでいることを励ます。

     

     

    3.高校生女子より、イライラしている時に話しを聞いてくれたことがうれしかったという意見

    うれしい気持ちに共感する。職員に助けを求めることは大事なことを説明する。

     

     

    4.中学生女子より、職員に対する不満

    話しを聞き希望を確認する。職員同士の関係性や困っていることや不安を感じていることについて申出人の気持ちに寄り添い状況を聞き取る。危機管理委員会で内容を確認し、関係児童や職員に話しを聞き事実と対応方法について検討し対応する。

     

     

    5.複数の小学生連名で、職員の対応についての不満

    施設長に話しを聞いてもらいたい希望を受けて、施設長から話しを聞き、困っている内容に寄り添う。当該職員からも話しを聞き、思い違いをしていることについては説明する。

     

     

    6.小学生男子より、同室他児に対する不満

    話しを聞き困っていることに寄り添う。この件について職員に話し助けを求めることができていることを確認する。困った時にはまず職員に助けを求めることを勧める。

     

     

    7.利用者の保護者より、いじめを受けていると言う指摘

    該当利用者に話しを聞き、事実を確認する。名前のあがった他の利用者や職員にも話しを聞き事実を確認する。加害ととらえられる者には相手が嫌がることは絶対にしないことを指導する。調査の内容を保護者に共有し、生活の場で取り組んでいることについても説明し理解を得る。

     

     

    8.職員より、苦情対応と、危機管理委員会のあり方についての苦情

    過去に申し出があり対応した件について、説明が不十分であったことを謝罪し、さかのぼって該当ユニット職員全体に説明する機会を持つ。不適切な対応についての苦情であったとしても、児童に関する情報共有を細やかに行っていくことを確認する。

     

     

    9.小学生男子より、職員の対応についての不満

    知ってもらえれば話しを聞いてもらわなくても大丈夫という項目にチェックが入っていたが、話す機会があり内容について確認する。名前が挙がっている職員に施設長から指導することについて了解を得、指導を行う。

     

     

    10.地域の方より、利用者の言動についての意見

    道で見かけた利用者の言動が真実ではないと直接来所され意見を受け付ける。その後電話もあり、教えてくれたことに感謝し、該当利用者のユニット職員と共有する。利用者が所属する学校への同様の苦情についても学校の先生と情報共有を行い、先生経由で利用者に指導する内容と謝罪を伝えてもらう。