9月の聖書のみ言葉
- 2023/09/14 14:10
イエス様が山の上で弟子たちに語られた言葉です。不思議な言葉です。普通は「心の豊かな人々は幸い」と言いますが、イエス様は全く逆のことを言われました。なぜ貧しいことが幸いなのでしょうか。ここでの貧しさとは、貧困とか貧弱とかいう意味ではなく、虚しい空っぽと言う意味です。心が貧しいとは、自分の弱さ、足りなさを謙虚に認めることができるということです。天国はそういう人々のものだ、とイエス様は言われます。天国とは、死んだ先に行けるところではなく、神の国、神の支配を表す言葉です。いつも共におられ、全てを御心のままに導かれる神に信頼する生き方、と言ったら分かりやすいでしょうか。そのような生き方をすることができるのは、自分の弱さ、足りなさを謙虚に認めることができる人だ、とイエス様は言われていると思います。私たちちは、いつでも、どんな状況の時であっても、謙虚な者、心の貧しい者でありたいですね。