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2013年11月の記事は以下のとおりです。

ボランティア活動

本校では、高校生が使徒職として、養護施設や、老人ホームなどを訪問している。今日は、小学8年生(高校2年生)30名、教員4名、シスター1名が身体障害者の施設を訪問した。その施設は[House With No Steps, Foundation ] (段差のない家基金) という一風変わった名前であった。25歳くらいから50歳近くの重度の体の不自由な方々12名が入居していた。生徒の中には、その方々の体の不自由さにショックを受け、ただ涙を流す生徒も数名いた。一人の男子生徒は、初めの祈りを先唱した後、耐え切れずに外に出て泣いた。自分はこんなに太っている、歩ける足も、動く手もある、目も見える、耳も聞こえる、自分の口で言いたいことも言える、しかし、この人たちはその自由がない。自分が恵まれていることに改めて気がついたと・・・台風で未だに食べ物に困っている人たち、家もなく、不自由な生活を強いられている人たち、そして、このように体の不自由な人たちを見て、健康な自分が何かをしなれければと奮い立たされたと語ってくれた。
このような機会を通して、もっと社会に目が開かれ、社会貢献できる人に育ってくれることを願っている。
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盛りだくさんの一日

11月22日はとても濃い1日でした。
高校生のオープンハウスの日であり、7:55から7,8(高校1,2)年生、9:25から高校3,4年生のミサがあり、保護者や見学者も参加して体育館で捧げられました。アントニオ・カヴォリ神父様の命日にあたり、ミサの前に短い神父様の生涯のプレゼンテーションがありました。午前中は自由に校内・授業を見学できるようにして、生徒たちの作品も展示しました。授業は今年度から導入したE-learning, Apple TVなどのテクノロジーを駆使した形が多く、たくさんの良い評価を頂きました。
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また、召命促進週間の一環で、高校4年生対象に、セミナー・トークがありました。男子生徒たちはサレジオ会のポストラント9名とアシスタントの方によって、話し、分かち合いがあり、活発な参加が見られました。女子は本校ガイダンスカウンセラー達によって、進路選択、召命について話しがあり、たくさんの質問、相談がありました。昼食後にはサレジオのポストラントと本校生徒のバスケットボールの試合があり、生徒たちが圧勝しました。(やはり、若さと毎日のトレーニング?)生徒たちは真剣に考え、スポーツで楽しみ・・・とサレジオ的な雰囲気に浸っていました。30数名ほどが神学校の体験入学に行くと言っています。決断するのが困難な現代にあって、識別を手伝うことが非常に大切だと痛感しました。
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午後4時から7時までは2学期の成績表配布が行われ、生徒たちの保護者が次々と来校し、各クラスへと足を運び、担任と面談して帰っていきました。ほとんどの保護者は満足そうで、嬉しそうな表情をしていました。帰る前には必ず聖堂の前を通るので、聖体訪問も絶えませんでした。
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学校の正面玄関ロビーでは、制服の古い在庫処分を兼ねて、台風被災者のための寄付を呼びかけました。いくらでも寄付箱に入れて、制服を持っていくというシステム。制服はいらなくても、寄付箱を見て寛大にお財布を開いていました。生徒たちも箱を持って寄付を呼びかけ、片づけまで手伝ってくれました。
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盛りだくさんの活動、行事もたくさんの人々に支えられて滞りなく終わりました。明日は障害者施設への使徒職活動です。神に感謝!

 台風被災者支援

台風ヨランダ(ハイエン)がフィリピン中部を襲ってから、明日で2週間になろうとしています。フィリピンのサレジオ会は北と南の2管区に分かれていますが、台風の後、両管区が協力して被災地の支援に当たっています。一時は被災した地域にあった2共同体と連絡が取れなかったようですが、全員の無事を確認し、その共同体はすぐに被災者たちの支援活動の拠点として活動しているようです。サレジオ会はサレジオ会員司教様を中心に、特にまだ支援の手が届いていない地域に入って支援活動を始めているとのことです。
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廃墟の中で生活            立派な避難所なんてありません
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廃墟となった教会でのミサ

本校も、生徒たちは日々のお小遣いから毎日募金し、生徒たちの家庭からは寄付金と共に缶詰やヌードル、米、水などを寄付していただいています。また、本校のカウンセラーは基地にある避難所に精神的にダメージを受けた被災者たちの心理カウンセリングのために、夜にボランティア活動をしてくれています。また、私たちの地域に避難してきた2家族の4名の生徒を奨学生として本校に受け入れました。
今日は、一日でも早く被災者に食料を届けるため、集まった支援物資を2台のトラックに積め、20名の生徒、数名の教員そして4名のシスターたちで集積所となっているマカティのサレジアン・ミッションの本部の近くにある体育館に届けました。

責任者の方の話しによると、すでに4回飛行機で食料を届けているようですが、まだまだ足りず、もっとたくさんの食料を届けるためにタンカーをレンタルすることも視野にいれているようです。特に被災した地域は小さい島が点在しているところで交通の便が悪く、また、新人民軍(ゲリラ)が支援物資を横取りするような治安の悪い状態です。
台風の被害状況が全世界に報道され、総本部からもすぐに義援金の申し出があり、日本のある幼稚園からクリスマス献金をフィリピンに届けたいとの励ましのメールも頂きました。この学校を通して支援活動の輪が広がり、本当に必要な人たちのために届くことを祈ってやみません。

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召命促進週間ーその2ー

昨日に引き続き、召命促進週間のプログラムで今日の午前中90分は結婚生活について1組のご夫妻を招き、話しをしていただきました。結婚生活31年という非常に豊かな経験から生徒たちに分かち合い、最後の質疑応答では話しの内容についての確認、疑問と個人的な家庭の問題について勧めをもらうような形で行われました。近年家庭が正常に機能していないことが、生徒の問題につながっているという問題を把握し、何か手だてを模索中でした。このセミナーが発端となり、保護者への学びの機会も考えているところです。
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午後からは、来比中のSr.M.ヨハネが高校4年生女子を対象に本会の紹介と修道召命について話しをしました。興味深く話しを聞いたあと、60数名の女子生徒の中、31名が興味があると自分の名前、連絡先メールアドレスなどを残していきました。男子生徒は同時間帯にガイダンスカウンセラー達によって、キャリアを選択するということについて話しがありました。卒業前にいろいろな生き方、選択方法、そして大切なのは祈りによって照らされることである、ということを学ぶ機会ができよかったです。
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LIVE PURE

カリタスドンボスコスクールは今、召命促進週間です。
日本からフィリピン人のシスターM・ヨハネを迎えて早速月曜日にモーニングトークをしてもらいました。
火曜日は、“LIVE PURE MOVEMENT"(清く生きよう運動)というグループの方に来ていただいて、高校生に話しをしてもらいました。

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青少年だけでなく、大人にもセミナーをしているグループです。 
生徒たちは自分たちの言葉で語る講師たちの話しをかなり真剣に聞いていたようです。
            
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              卒業生もメンバーの一人です。(真ん中の右)

スペシャルゲスト

フィリッピンに語学留学のため、パラニャーケのサレジオ神学院に滞在しているブラザー谷口(シスターM.インマクラータ谷口の弟さん)が、来月末には日本に帰国するということで、昨日から私たちの修道院を訪問してくださいました。週末には私たちの地域よりさらに南に2時間ほどのところへ使徒職に行っているとのこと。帰国前に一度は立ち寄っていただけて、いろいろな分かち合いができ、楽しく家族の交わりができました。
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台風30号(ヨランダ)

  • 2013/11/13 14:26

11月8日、フィリピン中部を襲った台風30号(ヨランダ「フィリピン名」)は、まるで「津波と竜巻に一緒に襲われた」というくらい、予測不可能な被害をレイテ島周辺地域にもたらしました。被害状況は日本のニュースで伝えられているとおりです。
私たちの地域は倒木があったくらいで、実被害はなかったのですが、多くの教職員、生徒たちの親戚が未だに連絡が取れずにいるようです。
小教区の神父様の親戚の家族4人は、抱き合ったまま亡くなっているのを発見されたと、今朝のミサ後にお話しくださいました。
フィリピン全土が悲しみに包まれ、SNS(Facebookやツイッターなど)を通して、多くの人がこの悲しみを分かち合おう、具体的な支援をしようと呼びかけています。
モンテンルパの刑務所では受刑者たちが1食を寄付にまわし、多くの団体、学校で支援物資を集めています。本校も、高校生は毎朝、今月末まで募金箱を教室ごとに回し、自分たちのお小遣いのなかから寄付を出し合います。物資も集め、一日でも早く食料を届けようと動き出しています。
11月は奇しくも死者の月です。この台風で亡くなった方々のために祈りを捧げつつ、生き残った被害者の方々に一日も早く救助の手が差し伸べられますように、お祈りをお願いいたします。
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