教職員黙想会2
- 2016/10/30 17:18
2016年10月の記事は以下のとおりです。
6月から新学期が始まって以来、やっと中間休みに入りました。
教職員の精神の疲れを癒すために1泊2日の黙想会が行われました。
自分を無にして、自分が何者であるか、
祈りの中で神様の存在に気づく。
夜は自分自身の愚かさや忘れたい出来事を紙に書いて、
祈りのうちに燃し、それで集めた灰で
お互いの額に十字の印をしました。
そしてゆるしの秘蹟を終えた人を他の人が白いタオルで
拭いてあげるという式を行いました。
二日目の朝の瞑想ではファシリテーターも
驚くほど教職員たちは真剣に祈っていました。
最後は神父様が癒しのミサをしてくださいました。
ミサ後、ほとんどの先生が神父様になんらかの癒しをお願いしていました。
これからも癒しの祈りをみんなが忘れずに続けていって欲しいです。
毎年、ロザリオの月には、本校生徒だけでなく、
地域社会の人々と一緒にロザリオ祈りをする機会を設けています。
今年は、近くのショッピング・モールの一階の広場を借りて、
ここで働く従業員、買い物通りに来るお客さんたちと一緒に
ロザリオの祈りをしようと企画しましたが、
開店前の従業員が出勤してくる時間帯が許されました。本校から参加した、
保護者、教員、生徒、卒業生など10名ほどがマリア様のご像の前で、
ロザリオを始めました。
時折、到着する乗り合いバスから降りた人々が通り過ぎて行きましたが、
出勤時間が迫っていたのでしょう、マリア様を称えて一緒に過ごすことは出来ませんでしたが、
マリア様が彼らを守ってくださるように祈りました。
ロザリオが済んで、ふと2階を見上げると、数名の方の姿が見えました。
きっと、心を合わせ、声をあわせ一緒にロザリオを祈ってくださったのでしょう。
マリア様に信頼を寄せたひと時でした。
カトリック学校である本校では、毎週ミサが行われます。
毎年、トレーニングを受けた生徒たちが侍者の着衣式をします。
そして、学校ミサだけでなく、自分たちの小教区で
日曜日に奉仕するように奨励しています。
今30名程の小学生が新しい侍者として着衣されました。
最初は神父様の横に立っているだけの侍者が年数が経つにつれ
責任をもって神父様をアシストできるようになります。
そしてここから司祭職を目指す生徒がでることでしょう。
近年、近隣小教区では学校と小侍者服を同じにして
いつでも奉仕できるようにしています。
久しぶりにフィリピン・ルソン島に台風が通過した日曜日、
保護者会主催で、有志の保護者、生徒、教員総勢30余名が
カヴィテ州にある養護施設を訪問しました。
生後3週間から30歳位までの約90名の
ダウンシンドローム、癲癇、脳性まひなどの
知的障害の方々が収容されている。
もちろん政府からの援助は無いので、
国内外からの寄付で賄われているということでした。
入居者と一緒にミサに参加した後、ゲームや、ダンスに興じました。
4時間という短い時間であったが、生きること、
生かされていることを考えさせられた時間でした。
食堂の壁に書かれた”喜びを持って奉仕する”という言葉に、
憐れみ深いキリストの姿を思い浮かべました。
その施設で奉仕しておられる職員の方々の上に、
神様の恵みを祈って岐路に着きました。