パイナップル
- 2018/01/20 21:59
- カテゴリー:修道院より
フィリピンの新年は打ち上げ花火で明けます。
華僑の影響なのでしょうか。
本来は物音を立てて悪霊を遠ざけるために
花火や爆竹をするという由来があるらしいのですが、
最近は大気汚染や質悪な花火での死亡事故などで
使用制限されているとの話ですが
そうでもないらしいです。
見上げれば360度花火だらけです。
ただ以前より時間が短くなっている感があります。
今年の年末年始はパラニャーケの神学院で勉学中の
谷口神父様が来院され、日本語でのミサで
新年の祝福を頂きました。
日本料理で身も心も栄養を蓄えて、
異国の地での勉学の糧となれば幸いです。
本校のある生徒の家族は8年間、
貧しいお年寄りのためにクリスマスパーティーを
開いていらっしゃいます。
去年、本校の体育館をお貸ししたのですが、
今年は体育館を貸すだけでなく、
何か出し物をしてくれないかということなので、
性懲りもなく(笑)
朝のオラトリオのクリスマスパーティーで披露した
ハンドベルをまた披露しました。
グタグタの演奏になってしまいましたが
心の広いお年寄りは拍手を送ってくれました。
この家族とその友人たちは貧しいこのお年寄りのために
たくさんの人たちを巻き込んで
クリスマスの御馳走用の材料を贈り物を準備していました。
この家族はすごくお金持ちというわけではありません。
でも夫婦共々奉仕の精神に充ち溢れていらっしゃいます。
フィリピンでも最近奉仕活動より、
自分たちが楽しむパーティーに重きを
置いてきているような感がありますが
このような人々の奉仕の精神が浸透していくように
私たちもがんばらないといけませんね。
子供たちにとって、待ちに待ったクリスマスパーティー。
ドンホセ・マラミッグ地区の50名の子供たちを招待しました。
中学生のカテキスタが中心となって、
今日のパーティーを盛り上げてくれました。
私たちもハンドベルでクリスマス気分を味わってもらいました。
今年は先生たちがボランティアで
子供たちのために一人ひとりギフトを用意してくれました。
ある先生たちはゲームの賞品を寄付してくれました。
ある生徒も全員の分のロザリオを名前を付けてあげていました。
心ある方々の愛のこもった奉仕によって
このパーティーは大成功のうちに終えることができました。
神に感謝
今、扶助者聖マリアのご像が本校の聖堂に安置されています。
5月23日からイスラム過激派がミンダナオのマラウィ市を破壊し、
フィリピンで初めて扶助者聖マリアに捧げられた聖マリア大聖堂
(1937献堂)に押し入り、聖堂内のご像を踏みつけながら破壊し、
祭壇に火をつけました。
そしてその様子はビデオでウェブ配信されました。
10月末にやっと政府軍によるイスラム過激派の
掃討作戦の終了宣言がなされ、
その銃弾だらけの聖堂で再びミサが捧げられました。
毎年12月にマニラで行われる無原罪の聖マリアを称える行列では、
いろんなタイトルのマリア様が並びます。
そこであるボスコニアンが作製したマラウィで壊されたマリア様のレプリカも捧げられ、
今サレジオ関係の学校を巡回して最後にマラウィの聖マリア大聖堂に寄付されるそうです。
今回縁あって、本校の聖堂に月曜日から金曜日安置されることになりました。
生徒達は登下校だけでなく、休み時間にも聖堂にお祈りに来ています。
マリア様がマラウィの人々と苦難を共にしたように
私達もマラウィの復興に向けて共に祈り、支援していこうと思います。
慣れない日本の冬の寒さに凍えながら、
日本に到着してからも、寝る間も惜しんで課題に取り組んできた
カリタスドンボスコ・ロボティックチーム。
事前課題と現地調査の課題をこなしました。
日本だけでなく、韓国、メキシコ、ハワイなどの参加13校の中で、
一番最後のプレゼンターでしたが、
文句なしの“ベスト スタディ リポート賞”をいただきました。
フィリピン・日本のいろんな方々のサポートがあってのことです。
みなさまに感謝!!来年もがんばります。
国際ロボット展開催と同時に2年に一度
国際ロボットフォーラム高校生大会が開催されています。
今回初めて本校ロボティクスチームが出場します。
先立って、研究テーマに沿って準備をしてきました。
大会は2日間ですが、それだけでは足りないため、
前日からロボット展に行って、調査を始めました。
12年生が3人でリードして頑張っています。
マリア館で宿泊中も、夜遅くまで話し合いが続けられ、
リサーチの方法を変更したりして、悪戦苦闘しております。
12月2、3日ビッグサイトで行われます。お祈り、応援をお願いします。
11/26(日)マニラ(サンタメッサ)のドンボスコスクール(サレジアンシスターの学校)にて召命の集いが行われ、本校から教員2名、シスター2名の同伴のもと、中学生、高校生24名が参加しました。午前8時頃からミサが行われ、その後のオープニングセレモニーでは、シスター方の歓迎の歌やローマから来られていたサレジアンシスターズの総養成評議員によるお話などがありました。サレジオ家族系の学校から、100名以上の生徒が集まっており、その多くは自分の召命探し、奉献生活への興味など様々な動機、心境を抱えているようでした。
その後のプログラムは11時頃より開始され、IDカードで色分けされたグループに分かれて、サレジオ会、扶助者聖母会(FMA)、ケリグマ(カテキスタ団体)担当の場所、レクティオ・デヴィナなど5箇所のセッションに参加しました。参加者はそれぞれの修道会の精神に触れたり、沈黙や祈りの体験ができるように工夫されていました。昼食をはさんで続けられ、全グループが5つのセッション全てを体験できるようプログラムが組まれていました。
午後3時頃より、サレジアンシスターズとサレジオ会員によるそれぞれ30分程のコンサートがありました。そして最後は、教皇フランシスコの“若者への召命の祈り”と祝福によって閉会となりました。午後5時半ごろ全てが終了し、午後7時ごろ学校に帰ってきました。この集いに参加した生徒、特に本校から参加した24名の中から、将来奉献生活を考える若者が生まれる事を祈っています。