感染症研修
- 2015/06/25 17:48
- カテゴリー:研修
紅葉寮
カテゴリー「研修」の検索結果は以下のとおりです。
事故や災害の80%がヒューマンエラーによるものだと言われています。
「安全対策の鍵は、マニュアルではなく、実際に動いている“人間”」ということになります。
リスクマネジメントの大事な軸は、
自分や人間が助け合うコミュニケーションの力。
コミュニケーションと確認が正しく行われれば、
ヒューマンエラーは確実に減り、
リスク軽減につながるということを踏まえ、
お馴染みのワールド・カフェ方式で分かち合いを行いました。
「リスクを減らすにはどのようなコミュニケーションが必要だと思うか」
自由に語り合っていただきました。
最後に、自分が心掛けていきたいことを一人一人書いて、
それを発表しました。
常に報告、情報(職員、利用者)コミュニケーションを取り、
楽しく日々過ごせるようにしたい。
職員同士の関係をつくる時、言葉遣い、相手を思いやり、
伝えて互いの性格、くせ等も理解し、
仕事の中での報告を伝えられるような関係作りを大切にしていきたい。
など、皆さんの積極的な“想い”に触れることができました。
職員一人一人のリスクマネジメント力が向上し、
利用者の皆さんに安心した生活を提供できるようにしていきたいと思います。
嘱託医の山本先生より、「アレルギー」についてのお話しがありました。
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)には、
花粉、ダニ、ハウスダスト、食物、薬物などがあり、
私たちの身のまわりには何種類ものアレルゲンがあるそうです。
どのアレルゲンに反応するかは人によって違うそうですが、
ひどい場合には、アナフィラキシーショック(短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出て、命の危険な状態)を起こしてしまうこともあるようです。
もしも、そのような事態が起こった場合、
「エピペン」と薬が役に立つそうです。
これは、自己注射液で、アナフィラキシーがあらわれたときに使用することで、
医師の治療を受けるまでの間、症状の進行を一時的に送らせることができるそうです。
また、食物アレルギーと気管支喘息は合併することが多いようです。
気管支喘息の一次予防(胎児・新生児期)として、以下のことに気をつけるといいそうです。
①禁煙(妊婦及び保護者)
②母乳栄養
③吸入アレルゲンの回避(埃やペット)
④高湿度の家庭環境を避ける
⑤離乳食導入を遅らせる
アレルギーは、身近な疾患のひとつでもあり、その概要を知るよい機会になりました。
ヘルパーさんからの情報によると、
紅葉寮の周辺でも、一方ではインフルエンザB型
もう一方ではインフルエンザA型が流行っていて
小学校では学級閉鎖が相次いでいるようです。
また、違うところではノロウィルスが流行っているとか…。
この季節、大切なのが感染症の対策です。
そこで、3日間、3グループに分けて、
感染症への知識を深め、予防と対策を学ぶことを目的とし
感染症対策の研修を行いました。
嘔吐物の正しい処理の手順を実習しました。
汚染域を拡大させないように、外側から内側に一方向に拭きとることがポイントです。
作業衣の脱衣の手順も学びました。
嘔吐物の処理は、一人で行う場合、または、二人でする場合など
役割分担をきちんと決めて汚染域を拡大しないことが大切です。
日頃より掃除を徹底して行うことが感染予防につながるので、
今後も意識して取り組んでいきたいと思います。