2020年度が終わりますね
- 2021/03/30 18:54
2020年度の最後の日になります。
コロナ感染症で不安な日々が続いていますが、
少し立ち止まってこの意味を問うことが大切と感じます。
“今”この時を大切に過ごすことも大切ですね。
このような中なのですが
この3月には感謝する大きな出来事がありました。
3月25日に修道会発祥の地宮崎に
新しい聖堂の落成・祝別のお恵みを頂きました。
設計の方が私たちの創立者の伝記を何度も何度も読み
設計に当たってくださり、
工事の方も丁寧な作業をしてくださったたおかげで
祈りの家にふさわしい、そして宮崎の光と太陽と自然を取り入れた
環境に配慮した聖堂となっています。
何より、会員である私たちは、その姿に創立者が設計した最初の聖堂を
思い起こすことができます。
(最初の聖堂に置かれていたみ心のご像と同じものを
上に置くことができるように準備中です。)
聖堂の外観です。
聖堂の中央には宮崎産の清武石が使われています。
それぞれ違う表情をした石が集まってひとつの形を作っていますが
清武石は通常、家の塀に使われるような素朴な石なのだそうです。
ですから、控えめながらも石の温かみ、自然のぬくもりが感じられます。
ミサの最初に祭壇を祝別していただきました。
祭壇の上に油で十字架のしるしをしてくださっています。
建築関係者と修道会の代表者だけが祝別のミサに参加しました。
この聖堂はカリタスの園と呼ばれる
老人ホーム・松の寮、児童養護施設・竹の寮
そして乳児院・つぼみの寮に囲まれて溶け込むように
建てられました。
落成・祝別の日もつぼみの寮の子どもたちが散歩したり、
竹の寮の子どもたちが広い庭で遊んでいましたが、
祈りの家である聖堂が温かく見守っているような雰囲気でした。
創立者カヴォリ神父様は、最初の聖堂を建てたとき、
以下のように話したそうです。
「ここは救護院の愛のかまど、恵みの泉です。
救護院のすべての恵みはここから出るのです」
設計士の方もこの言葉を念頭に置いてくださったと伺いました。
これから、お年寄りや子どもたち、
そしてシスターたちの祈りの家となることでしょう。
ありがとうございました。