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2013年11月18日の記事は以下のとおりです。

何をしてほしいのか

ファイル 159-1.jpg

ルカによる福音18章35-43節

今日の福音はいろいろな音や動きであふれている。
群衆がイエスを見ようと移動する様子。
その中で土埃にまみれて物乞いをしている男。
目が見えなくても、これはただ事ではないと気づいた男は
「これはいったい何事ですか?」と尋ねる。
「ナザレのイエスのお通りだ」
すると、男は声の限り叫びはじめる。
今までのお金を乞い求める声とは明らかに違う声で。
「ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでくださーい」
その人を叱りつける人々の声。それでも叫び続ける男。

そういったざわめきの中からイエスは男の叫びをキャッチした。
通常とは違い、ご自分がその人のもとに行くのではなく、
その人をそばに連れてくるように命じたほどだから、
相当遠くからの叫び声だったに違いない。

「何をしてほしいのか」これがイエスの第一声だった。
全知全能の神の子なら、この人が何を望んでいるのかわかるはずだ。
しかし、イエスは相手の要望に耳を傾けようとする。
相手を中心に動き、相手の意思を尊重する。

人はよく、自分よがりに人助けをしてしまう。
自分がいいと思ったことを押し付けてしまって失敗することもある。
支援することの必要性が問われる昨今だが、
相手が望む支援をしてこそ、本当の支援である。
「何をしてほしいのか?」・・・
このイエスの問いかける姿に倣っていきたい。

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