門司修道院の居間から
- 2013/09/18 14:16
- カテゴリー:今日の出来事
福岡県の門司修道院からの発信です。
門司は、1926年、私たちの創立者たちがイタリアから
40日の船旅を経て上陸したゆかりの地であります。
ここには今「天使育児園」という養護施設があり
60名の子どもたちの尊いいのちをお預かりしています。
登校前には園長先生と一緒に天使のご像の前で、今日
一日神様の見守りの中で元気に過ごせるようお祈りを
して出かけます。お母さんの愛情込めた声かけに、
安心感を覚え、一日頑張って勉強してきます。
朝の職員朝礼。まずはラジオ体操、そして祈りに始まり、
天使育児園のミッションを唱和し、それぞれの連絡事項を
伝えあいます。
朝礼の後、園長先生に園内を案内してもらいました。
天使育児園のミッションを具体的に生きるために、
共同体、自立、文化、宗教など各グループ別に職員が
活動計画を立て、子どもたちにも役割を与え、実践して
いることが、園内を回っただけでも伝わってきます。
下校した子どもたちはその日によって遊んだり、勉強したり、
男の子は野球、女の子はバレーボールの練習をします。
近くにある小学校の体育館での練習ぶりを見学しました。
夜8:45には女子部、男子部それぞれが人ところに集まり、
短い晩の祈りをし、職員によるボナノッテがあります。
家庭の問題で傷ついた子供たちが、ここでの生活を通して
立派な社会人として自立していくことができるよう
これからも祈り、応援していきたいと思います。
短い滞在でしたが、いろいろな場所、場面の中に、
カリタスの精神が息づいていることを肌で感じ、
感動のうちに次なる地へと向かいます!