キリストはぶどうの木
- 2014/05/21 08:44
- カテゴリー:今日の福音
第1朗読:使徒言行録15章1-6節
福音朗読:ヨハネによる福音15章1-8節
今日の福音で神とイエス、そして私たちの関係が
農夫、ぶどうの木、その枝であると描かれている。
「ぶどうの枝が、木につながっていなければ、
自分では実を結ぶことができないように」、私たちが
イエスにしっかりと結ばれていなければ、まさに、
全ての出来ごとは空しいものとなってしまう。
それなのに、人はとかく自分で何とかしようとする。
そして自分の成功に満足して神に感謝したりする。
頑張らなければ救われない、あるいは自分が頑張ることが
神のみ旨にかなうといつの間にか思いこむこともある。
しかし、いつもこの言葉に戻らなければならないと思う。
「わたしを離れては何もできない」・・・
わたしが持っているものは全て神様が備えてくださったもの。
健康も、時間も、才能も、仕事も、友人も、家族も、成功も…。
旧約時代の考え方は、救われるためには、いかに掟を守り
沢山のいけにえを捧げ、素晴らしい行いをするかにかかっていた。
「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは
救われない!」と言われていた。
自分が無であることを悟り、絶えず神の助けを祈り求め、
そして神に栄光を返しながら生きていくところに、本当の
幸せがあると思う。