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沖縄体験学習2日目

今日は、ひたすら北上しました。
まず行ったところは、今非常に注目されている辺野古です。
眼前に広がる美しい海。そこが、普天間基地の移設先と
なることが決まり、今実質上工事が始まろうとしています。
住民たちをはじめ多くの人々が反対の声を上げ、それを阻止
しようとしています。そこが基地になってしまうと、埋め立て
られ、潮の流れは変わり、サンゴは死に追いやられ、そこを
餌場としている貴重なジュゴンも危機に瀕します。
ファイル 278-1.jpg

そこで座り込み活動を続けている方が状況を説明してくだ
さいましたが、終始穏やかな言葉と態度に感銘を覚えました。
こういった慎ましい声はそれがたとえ真実なものであっても
利己主義、利害関係のためにかき消されてしまうのかと思う
と非常に悲しくなります。
ファイル 278-2.jpg

ゲート前はさすがに物々しい感じでした。沖縄の知事選を
3日後に控え、兵庫や愛知からも応援に駆け付けていました。
私たちも紹介され、沖縄のため、世界の平和のために祈り
続けていることを伝えましたが、シスターさんたちも来て
くれたといって大変喜んでくださったようです。
ファイル 278-3.jpg

次に向かったのは、東村高江です。私たちは今年度シスターズ
リレーといって、平凡な日常生活を基地の軍事練習によって
脅かされている人々の痛みに連帯して、初土曜日祈りと断食を
行っていることもあり、実際にその現場に行くことを心待ちに
していました。私たちが宿泊させていただいているクララ修道院
のシスターたちは毎週土曜日、片道3時間をかけて出向き、座り
込み活動に参加しています。小さなテントの中で、ノンクリスチャン、
お坊さん、そして、基地による負担を強いられている沖縄の人々への
申し訳なさから、座り込み活動に参加してくださっていたアメリカ人
の方もいっしょに、平和を祈って聖歌を歌いました。
ファイル 278-4.jpg

宿泊所に戻る途中、嘉手納基地がよく見える道の駅に寄りました。
階上のテラスから見える滑走路を軍用機が勢いよく離着陸するのが
見えます。カメラを構える多くの人々にまじって30分ほど眺めて
いたのですが、ものすごい轟音を立てて飛び交っていて、これを毎日
聞き続ける住民の方々の不安やストレス、怒りを垣間見る思いでした。
ファイル 278-5.jpg

本当にいろいろなことを考えさせられる一日でした。
辺野古も高江も日本のごく小さな場所にすぎないかもしれません。
けれども、そこの平和と自由を守ることは、日本全土の平和と
自由を守ることにつながるのだと、今回改めて感じました。

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