リマ市内を巡礼
- 2014/12/12 11:39
50周年の式典が行われるボリビアは30度以上の猛暑と
いうこともあり、夏でもそれほど熱くならないペルーで
体調を整えるということで、昨日は早朝のミサにあずかり、
午前中はリマ市内にある教会や巡礼地をのんびり訪れる
ことにしたのですが、かなりの距離を歩き、強硬軍となっ
てしまいました!
先ずはじめに行ったところは、ナザレのイエス教会。
そこにはリマの人たちが信心してやまない「セニョール・デ・
ロス・ミラグロス(奇跡の主)」と呼ばれる壁画があります。
毎年10月18日・19日と28日に、この聖画像を戴いた
御輿が市内を巡行しますが、御輿は大量の金銀で飾られ、
高さ4.5m、長さ約5m、重さは1800kgを越えていると
言われます。信徒・修道士達によって短い距離ずつ交代で
担がれ、主キリストの姿を求めて集まる何万人ものリマ市民
達の熱狂を呼び起こします。
先日は丁度ミサ中で、祭壇後ろ中央にあるその聖画を、遠くから
写真に収めることしかできませんでしたが、近くにその聖画に
ついての博物館があるということで、行ってみたところ、なんと
1か月前にオープンしたばかり。ラッキーでした!ガイドさんが
詳しく説明してくださり、Sr.山田に通訳していただき、充実した
ひと時を過ごすことができました。
そのあと、同じく徒歩でリマの聖女ローザ教会に行きました。
聖女ローザの誕生に始まり、名前の依頼、家族のこと、献身的な
生涯について、ドミニコ会のシスターが詳しく説明して下さり、
彼女が病院にも行くことのできない貧しい病人たちの看護にあた
っていた部屋を見学し、聖女の取次ぎによって神に願いを聞き入れ
ていただくため、手紙をしたため、井戸の中に投げ入れました。
イエスを愛するあまり、人類の罪の償いのため非常に厳しい苦行を
自らに課し、すべてを与えつくした彼女は結核によって31歳で
その若い生涯を閉じたという話を伺い、非常に感銘を受けました。
ペルー準管区がその名をいただいている聖女ローザの巡礼地を
ゆっくりと訪れることができて、本当によかったです。その後
リマ市の中心にあるカテドラルにも行ってきました。
帰りは大渋滞+デモ行進で、なかなか修道院にたどり着かず…。
いずれにしても、リマの主な巡礼地を一度に回ることができ、
恵み多き一日となりました。神に感謝!