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福島に行ってまいりました

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2月17日、福島に行ってまいりました。
飯館村から伊達市に避難している方々で借り上げ住宅に
住んでおられる方々が、震災後ずっと顧みられない状況に
置かれていましたが、福岡百子さんを通して1年半前から
主に九州方面から物資が送られてくるようになったそうです。

当日レンタカーに各支部から集められた毛布や日用品を
ぎっしり詰めて朝早く出発。被災地の現状を知るためにも
6人のシスターとお二人のボランティアさんとで行って
きました。6つの町に避難されている方々の取りまとめを
行っている自治会長さんによると、物資が集まるのを待ち、
大体2か月に一度公民館をお借りして配布されるとのこと。
荷物を降ろした後、自治会長さんのご自宅でお茶やお漬物
をいただきながら、いろいろとお話を伺いました。
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その公民館では2か月に一度社協によってお茶会が開かれ
るということで、奇しくもその日がお茶会の日でした。
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自治会長さんはぜひ私たちを紹介したいということで
案内してくださり、思いがけず皆さんにあいさつをする
機会に恵まれました。そして「いのち」を歌わせていた
だいたのですが、皆さんの表情には目に見えない放射能
への不安、そして先行きの見えないことへの諦めというか、
疲れのようなものが見て取れました。
お祈りとまたの出会いをお約束し、飯館村に向かいました。
放射能の影響でまだ住むことのできない飯館村。家々は
あるのに、カーテンは閉まり、ほとんど人影はありません。
広い田んぼや畑を見るにつけ、すべてを失った人の悲しみが
シスターたちの心に焼き付けられたようです。除染のために
削られた土が入った1トン入りの黒い袋(通称トンパック)が
至る所にありました。
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情報がなかったために、いったん遠くに避難した後帰って
来て、大量の被ばくをしてしまったと…。それでも明るく
前向きに人のために尽くす姿に心が痛みました。
色々なことを感じ、考えさせられた日となりましたが、
とにかく現地に赴き、実際に人と出会うことの大切さを実感
して帰ってきました。

教皇フランシスコの「出向いて行きなさい!」という言葉を
いつも心に抱いて生活していきたいと思います。

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