ユスト高山右近帰天400周年記念シンポジウム
- 2015/06/23 11:10
- カテゴリー:今日の出来事
6月21日(日)、上智大学の国際会議場で、ユスト高山右近帰天
400周年を記念するシンポジウムが日本カトリック司教協議会
列聖推進委員会の主催で行われました。東京ではあまり列聖運動
の高まりが見られないということで、参加者の人数が心配されて
いましたが、予想をはるかに上回り、席が足りなくてスタッフは
開始直前、とても苦労されていました。250名は来場されたようです。
本会のシスター前田が高山右近のテーマソングを作ったこともあり、
シンポジウムの中でスモールクワイアが歌を頼まれました。右近の
生涯をたどるDVDを鑑賞した後、「聖霊よ」と、津和野の殉教者を
テーマに作られた「光りの道へ」、そして最後に「主こそわが光」を歌い、
高山右近のゆるぎない信仰をたたえました。
その後、ローマのグレゴリアン大学教授のAnton Witwer神父様、
イエズス会の川中神父様、溝部司教様による講義を伺い、右近の生き方、
霊性をじっくりと学ぶことができました。文献によると、右近はイグナチオ
ロヨラの霊操を何度か行ったとのこと。キリシタン迫害時代の苦しみを
そういった霊的な修業にも支えられながら、神への信仰と愛のために命を
捧げ尽していったことを知り感慨深いものがありました。