裏切りの予告
- 2013/03/27 21:20
ヨハネによる福音 13章21-33,36-38節
今日の福音の中で、イエスはご自分を裏切る
一人の弟子について予告している。
3年間、共に歩んだ者に裏切られるという
ひどい屈辱にも甘んじられたイエス。
「はっきり言っておく。
あなたうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」
イエスは自分を裏切ることになるユダを弟子の一人として
受け入れていたのだ。神の寛大さは計り知れない。
ユダはイエスのことが憎くてしたわけではなかったと思う。
金に対する執着からか、自分の名声のためか、
自分でも何をしているのかわからなくなっていたに違いない。
イエスが十字架刑に処せられたのを知って、
ユダは自責に念に耐えられず、
自ら命を絶ったことからもわかる。
自分勝手な行いが、思いもしない失敗を招き後悔することが多々ある。
非常に落ち込んだりするが、そんな時もイエスはそんな人間の弱さを
温かい目で受け入れてくれているような気がする。