カリタス学園サンマテウス校を見学
- 2014/12/18 10:20
- カテゴリー:今日の出来事
ブラジルにやってまいりました。
管区本部修道院のシスター達に元気よく迎えていただき、お世話になって
います。日本人の宣教女と日系二世のシスターたちが共に宣教に励んでいま
すが、ブラジルの陽気がみなぎっています。
今はバトンを受け継いだ二世のシスターたちが主要な任務を担い、日本人の
シスター達は先輩として後押しをしてくれています。
今日は、本会が経営するカリタス学園サンマテウス校を見学してきました。
想像していた以上にスケールの大きな学校でしたが、これはシスターたちが
30年間の宣教生活の中で走り続けながら積み重ねてきたものと、多くの方々
の善意の上に誕生したものであるということです。実際、いろいろな教室の
入り口には寄付をして下さった方の名前が掲げられていました。
1999年の開校から15年目を迎えたこの学校はスラム街の近くにあり、
スラム街の子どもたちにも無料で門戸を開いていますが、家庭が貧しく勉強
する環境や習慣がないため、最後まで続くことはまれだということでした。
現在は幼稚部から初等教育部、高等教育部まであり、全校生徒は450人
ほど。もともと低い授業料も各家庭の収入を考慮してそれぞれ設定されている
そうですが滞納者も多く、また国の政策から、能力のある教師を保持すること
も難しいようです。友の会からの支援をかなり期待されていることを感じました。
今はちょうど夏休みで、普段の学校の様子を見ることはできませんでしたが、
今日は夏季スクールの最終日ということで、しばし学校の若者たちとの交流の
時を持つことができました。
日々深刻な問題を抱えながらも、神への信頼の中で前向きに明るくがんばって
いるシスターたちの姿が印象的でした。
学長のシスター浜崎