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主の変容

ルカによる福音9章28b~36節

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今日は主の変容を記念する。ミサの説教はとても感動的だった。

弟子たちを前に神々しく光り輝き、神としての姿を垣間見せるキリストが
今日の福音の中で描かれている。
そんな中、「これは、私の愛する子。彼に聴け。」という御父の声が響く。
イエスは父である神からお墨付きをいただいたのだ。今から受難に向かう
イエスにとって、どんなに力強い言葉であっただろう。

ヨハネに洗礼を受けた時にも、天から御父の声が響いたことを思い出す。
これから育った家を離れ、メシアとしての活動にはいるイエスが、
「これは私の愛する子。わたしの心にかなう者」という父からのお墨付きを
いただく。まだ何も始めていないイエスに、神は無条件に太鼓判を
押された。

生まれたての赤ちゃんを「よし、よし、可愛い子だね」とあやす母親に
似ているかもしれない。何もできない赤ちゃんは、この世に生まれたこと
事態が喜ばれ、無条件の愛と賛辞を注がれる。そのようにして、この世の
荒波に出ていく下地ができていく。ありのままの自分を受け入れられて、
ありのままの自分を受け入れる自信に繋がっていく。

神は私たちにも「何もできなくてもいいんだよ。あなた自身を愛している
んだから」と言って下さる。だから、あまり心配しずぎることなく、御父が
言われたように、イエスの言葉に耳を傾けることを大切にしながら、
進んでいこう。

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