ラール・サンアントニオを訪問
- 2014/12/20 12:31
- カテゴリー:今日の出来事
アパレシーダからの帰りに、ビリチバミリン修道院に寄りました。
そこは本会の養護施設があるところで、友の会と最も関わりの
ある場所で、とても楽しみにしていました。サンパウロから車で
1時間半ほどにある大自然に囲まれた田舎にあります。
丁度夏休みで、子どもたちの大半は引き取ってくれる家族のもとに
帰っていましたが、帰る当てのない子どもたちが数名いましたので
会いに行きました。とても人懐っこく可愛い子たちでしたが
施設に入ってきた時にはどの子も心を閉ざし、乱暴で、手に
負えないそうですが、愛を受けて生活するうちに可愛い子ども
に変わっていくそうです。
そこに一晩泊めていただき、翌日は一年の終わりに全職員と
行われる感謝の集いがあるということで、それに参加しました。
まずミサが行われ、おやつをした後、クリスマスに向けての心
の準備のための映像や、ここで行われているプロジェクトの様子
を見ることができました。
そのプロジェクトとは、午前中100名、午後100名学校で
はみ出してしまう貧しい子どもたちが通ってきて、裁縫やパソ
コンなど手に職をつけられるように授業が行われています。
でも一番の目的は一日に一食しっかりした食事をとってもらう
ということだそうです。世話をする大人がいなくて不良への道
から遠ざけることができるということで、このプロジェクトは
村の人たちからも大変喜ばれているそうです。ただ、継続して
行くために色々と経済的な難しさを抱えている、と施設長の
シスター片山は話していました。
敷地内を案内していただき、友の会に支援していただいて
出来上がった念願の井戸や、これから工事が行われる荒れ果てた
敷地の様子を見ました。
4人のシスターたちが溢れる宣教熱とカリタスの心で奉仕して
いる姿を目の当たりにし、非常に感銘を受けました。
神に感謝!