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2013年07月18日の記事は以下のとおりです。

「どうしてあの柴は燃え尽きないのだろう」

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第1朗読 出エジプト記 3章1-6,9-12節
福音朗読 マタイによる福音 11章25-27節

今日の第1朗読は、モーセが神に召命を受けるところである。
数日前、エジプトに売られたヨセフ物語が終了したが、
このヨセフにしても、モーセにしても、民の救いのために
死んで復活されたイエスの前兆とも言われている。

野獣に殺されたと思われていたヨセフは、エジプトに売られて王となり
後に自分を裏切った兄弟たちを含むイスラエルの民を飢饉から救った。
ナイル川に流された赤ん坊モーセは、ファラオの娘に拾われ、
後にイスラエルの民をエジプトでの奴隷のくびきから解放する。
イエスがご自分の死を通して、人々を永遠の救いへと導いたように。

今日の第1朗読の話に戻るが、神は燃え尽きることのない炎の中から
モーセに声をかけ、ご自分の名前を明かす。
「私はアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である」
当時、(今もそうだが)人々は、海の神、山の神、水の神、風の神と
いうふうに、自然を支配する神を拝んできた。
しかしモーセに現れた神は、ご自分が契約を結んできた生きた
人間の神であることを伝えた。人との関係にこそ、関心をもつ神なのだ。
とりわけ、圧迫され、疎外された小さな民に心を痛められる神だ。
「イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた…」

今日の福音の中で、イエスはこう祈られた。
「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。
これらのことを知恵のあるものや賢い者には隠して、
幼子のような者にお示しになりました!」

弱く小さな者にこそ目を留められる神の子どもらしく、
生きていくことができますように…。

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